入籍後の住民票は別居ならどうする?別居婚の注意点
2018.11.14

入籍後は一緒に住む方が多いですが、仕事の都合上独身時代のまま別居する方も当然います。
いわゆる別居婚状態になるわけですが、そこで悩むのが住民票です。
入籍後の住民票は別居のままなら移す必要はないのでしょうか。住民票を移動させなくても法律違反にはならいのでしょうか。
別居する場合の注意点、別居生活を上手く続けていくためのコツなどご紹介します。
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この記事の目次
入籍後の住民票は別居のままなら移す必要はないの?
入籍後は住民票をどうしたらいいのか分からない事もあるかと思いますが、たとえ籍を入れたとしても今までと住所が変わらないのであれば、住民票の住所もそのまま移動しなくても大丈夫です。
別居のままでいる事がしばらくは続くのであっても、一緒に生活をする事が決まった後に住民票を移動するために役所に行って転居の手続きをしましょう。
しかし住所の変更手続きは必要がなくても、籍を入れる事によって姓が変わる事になれば必要になる手続きもありますので注意しましょう。
入籍後に必要な手続き
- 免許証
- クレジットカード
- 通帳
- 保険
- パスポート
- 年金
- 他身分証明書など
籍を入れた後に少ししたら引っ越す事が予定されているのであれば、とりあえず住所の変更と名義の変更を同じ日にまとめてしてしまっても大丈夫かもしれませんが、ある程度の期間が空くのであれば先に名義だけでも変更しておきましょう。
入籍後も住民票そのままで別居婚でもあり?
人それぞれに様々な生活事情があったりしますので、入籍後も別々に住んでいたとしても問題ないと思います。
しかし、別居婚をする事による住民票はどうしたらいいのでしょうか。
本籍地と住所が違っていたり、ずっと同じ住所のままだったりしても大丈夫なのか心配になる事もあるかと思います。
- 戸籍
戸籍は、夫婦や家族、親族の関係の証明するものです。 - 住民票
今住んでいる住所の証明するものです。
戸籍が変わっても、住所がそのままであれば住民票の住所は変更しなくても大丈夫ですし、本籍は今住んでいる住所じゃなくても何も問題がないです。
戸籍の書類が必要になった時に取りに行かないといけなくなる事を考えて、今の住所にしたり実家の住所にしたり、手続きのしやすい方を選んでもいいかもしれません。
入籍後別居婚をして住民票が別々でも法律違反じゃないの?
民法第752条
夫婦は同居して、お互い協力し合って助け合わなければならない
しかし、これがそのままの適用になると別居婚だけではなく、単身赴任の人や、一時的に介護のために実家に帰ったり、里帰り出産なども法律違反になってしまう事になりかねません。
この法律による「同居義務違反」というのは、ちゃんとした理由がないにも関わらずに別々に住んでいる状態の事を示しています。
同居義務違反の例
結婚して、今まで一緒に住んでいたのに急に何も言わずに(もしくは一方的に)家出をして、そのまま帰ってこないなど
一方がこれからも一緒に住む事を望んでいるのに、もう一方が強く拒否する事があたるので、夫婦の同意があれば問題ありません。
お互い最初から別々に住む事を望んで入籍したり、入籍したからといって生活に干渉したりされたりしたくない夫婦だったり、仕事などの理由で別居状態になる事だったりして、同意上の事であれば正当な理由となります。
入籍後住民票を別々にして別居する場合の注意点とは?
入籍後も今までと同じ住所のままでいる場合で、今住んでいる住所で住民登録をしているなら特に住所変更の必要もなく、生活もあまり変わりません。
戸籍が変わり姓が変わるので、名前の変更だけで大丈夫です。
しかし、今まで一緒に住んでいて、途中で何かの理由で別居婚になるとしたら今までと違ってくるところがあります。
国民健康保険の料金
国民健康保険の料金は、住民票で世帯主が払う形になっていますが、別居婚する事になり住民票を移す際に、住民票の世帯主も変更になります。
そのために、その世帯主それぞれで保険料が発生する事になるので料金が今までと変わってきてしまう可能性があります。
そして、会社によっては、家族手当や家賃補助の支給される条件じゃないと判断され支給されなくなってしまう事もあります。
遺族年金
遺族年金は、その人の生計で維持されていた人(妻や子供)に支払われるものですので、別居して生計も別々ですと支払われない可能性が出てきます。
受け取る際に必要な証明をしましょう。
- 家計は一緒な事
- 定期的な訪問や連絡がある事
これから別々に住む事を考えている場合はこれらの事に注意しましょう。
入籍後の別居生活を上手く続けていくためには?
籍を入れたけど、別々に住んでいくにあたって心配な事は色々とあるかと思います。
別居生活の期間を決めましょう。
様々な事情があって別々に住むという選択をする事にあっても、その理由によって予め期間を話し合いましょう。
- 子供が産まれたら
- 仕事の区切り
- 年数で決める
など、それぞれの事情などを含めて、お互いに納得できるような結果にしましょう。
連絡はマメに
一緒に住んでいるよりも、一緒にいられる時間はもちろん減ってしまいます。
寂しくなったり疑ってしまう気持ちが出てしまったりする事が減るように、連絡はマメに取り合いましょう。
メールやSNS、電話などをしたり、会ったり泊まったりとお互いに負担にならない程度にしましょう。
お互いに生活のペースや仕事などもありますので、それぞれのペースに合わせて何日に1度位と決めておいてもいいでしょう。
- 生活のコツ