家族が不仲の原因って?家庭が安心できる場所であるためには
2018.10.29

家族が不仲の原因としてあげられるのが、両親が不仲であるというのがあります。
仲の良くない両親がいる環境で育つと、子どもの自尊心が育ちにくいのです、
また、支配でつながる親子関係は、兄弟は仲良くという意識が生まれにくいのも特徴です。
家族関係が上手に築けないと、外の世界でも他人と信頼関係を築きにくい人間になってしまうことが多いのです。
家族が不仲の原因は、その家庭家庭でいろいろあるでしょう。
長い時間をかけて、悪くなったものをすぐに直すことはできません。
家族が不仲な原因と、これからの自分について考えてみましょう。
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この記事の目次
家族が不仲の原因ってなんですか?家族を嫌いな人の特徴とは
- 親の過干渉
人は誰しも、自分の意見を持ち自分の考えで行動します。しかし、子どものうちは親がその決定権を握っていることがあります。それが、過度になり子どもの意見を聞かずに、何でも親が決め付けてしまうと、子どもの心が傷つけられてしまいます。
子どもの意見を頭から否定して、親が強く子どもの行動や考えに制限をかけることが家族嫌いの原因になってしまいます。
- 親との意見の食い違い
子どもが成長するとさまざまな場面で親に反抗したり、意見が食い違う場面が出てきます。親子といえ、別々の人間ですから意見は違って当たり前。
特に子どもが思春期を迎える頃は、親との意見の対立が明確になることがあり、その記憶が強く残ると「家族が嫌い」という気持ちが芽生えてしまう可能性があります。意見は対立しても、親子で互いを尊重しあう姿勢が重要です。
- 家庭に自分の居場所がない
「家族」は、人間が生活する上での最小のコミュニティ。生活の根幹の場である家庭は、本来穏やかに過ごせる場所であるはずです。
しかし、何らかの家庭のトラブルで居心地の悪い場所になってしまうと、家だけでなく家族に対しても居心地が悪いと感じてしまいます。
- 家族に対する劣等感
学力や運動力、容姿などが親兄弟と比べて劣っていると感じたことがきっかけで家族が嫌いと思ってしまうケースもあります。
家族の不仲について。どんなことが原因で仲が悪くなってしまうのでしょうか?
家族の不仲といってもその家庭によって状況はさまざまな理由
夫婦仲が悪い場合
家庭は1組の夫婦がスタート。家庭の不仲として最も多く考えられるのは夫婦が不仲であることです。両親がいつもケンカしていると、子どもにも悪影響を与えてしまいます。
子どもにとってはパパもママも大切な存在です。その2人が四六時中ケンカをしているのは耐え難いことです。ひどいときには、摂食障害や脱毛などの身体症状を引き起こす子どももいます。
両親と祖父母の中が悪い場合
両親とその親である祖父母の仲が悪いことも、家族が不仲なケースの代表例の一つ。子どもから見て「優しいおじいちゃん・おばあちゃん」と「大好きなパパとママ」のいさかいは辛いもの。大人同士のトラブルは子どもには見せないようにしてください。
両親不在の家
両親とも仕事でいつも家を空けている。離婚で片親なので、いつも子どもだけで家にいるという、子どもを寂しい環境に放置することも望ましい状態とは言いがたいものです。
仕事で留守がちになるのは仕方ない面もありますが、子どもを置いたまま親が遊び歩いたり、深夜まで返ってこないという環境も将来的に子どもとの不仲を生む要因になるでしょう。
家族が不仲となる原因やその影響につてい
両親の不仲を見て育つ子どもは、親がケンカをしたり、無言でい続ける原因が「自分がわるいから」と感じてしまう体験などから、人とのコミュニケーションがうまく取れなくなる場合があります。
幼少期、毎日のように母親(父親)から聞かされる父親(母親)の悪口。表面的には仲がいいようで、影で愚痴を聞かされ続ける。
こんな体験をすると子どもは混乱して人を信用することができなくなってしまいます。
また、娘から見た父親は将来的に「男性観」の元となることも多く、恋愛や結婚に影響することも考えられます。
優しい理想的な父親に憧れを抱いて成長したときに、父親と同じくらい年上の男性を好きになるケースが見られます。
母親の場合は過干渉とヒステリーなどが、子どもに悪影響を及ぼすことがたびたび見られます。いつも母親から感情的にあれやこれやと決め付けて指示されることに慣れてしまうと、自分の意見を持てずに「親の選択しそうなこと」を選び取るようになってしまいます。このタイプは日本人に多いケースです。
家族の不仲とは『機能不全家族』のこと。
本来「家族」というものは、子育ての場であり、団欒の場であり、地域と関わる第一歩となるべきものです。不仲な家族というのは、そうった家庭が本来持つべき機能が失われた「機能不全家族」であると言えるでしょう。
何が原因でそうなってしまうのかということに目が行きがちですが、問題はそういった家庭で育った子どもに与える悪影響です。
機能不全な家族で育つ子どもは、その状態が当たり前のものとして成長します。その成長過程においても深く愛情を感じられることが乏しく、自尊心や他者への共感力が育たないままになる場合があるのです。
もちろん、そういった家庭で育っても他者とのコミュニケーション能力に優れていたり、社会生活に適合して生活している人はたくさんいます。
しかし、中にはこういった家族の不仲を見て育った幼少期の影響が原因で、社会に溶け込めずに苦しむ人たちもいるのです。
家族、親子関係を修復したい!自分の気持を開放しよう!
親子関係は最も近しいゆえに関係が悪くなってしまうことがある
- 自分の都合に合わせて相手を支配する
- 親は・子どもは「こうあるべきだ」というイメージの押し付けや、行き過ぎた期待
- 相手の考えや気持ちが理解できない、しようとしない
- きちんと意見を確認し合わずに、思い込みで相手を見てしまう
- できること、良いところは見ないで、できないことや悪いところばかりに目が行く
これらは、多くは「親から子」に対するものですが、逆もまた然りです。
家族の仲が悪い、親子の仲が悪いのは「相手に原因があり、自分は悪くない」と、被害者意識を持ってしまうことも少なくありません。
しかし、いつまでも「自分がかわいそう」では自分の人生は好転することができません。
「相手が悪い」という想いに縛られて苦しい思いをするよりも、「人を許す」ことで心が自由になることもあるのです。
過去の出来事に縛られたり、人せいにするのをやめて、もっと前を、もっと先を見て歩いていくのもいいのではないでしょうか。
- 人間関係のコツ