お米を研ぐ時にお湯を使ってはいけない理由は沢山!対処法とは
2018.10.20

お米を研ぐ時に、水は冷たいのでお湯を使いたいと思ったことはありませんか?
ですがお米をお湯で研いではいけません。
お湯で焚くと、お米が割れてしまったり、旨味も逃げてまったり、糠の臭いが残ってしまったりするのでオススメ出来ません。
水が冷たいという場合は使い捨ての手袋を使ったり、米研ぎの道具を使うといいでしょう。
また無洗米にするという方法もありますよ!
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この記事の目次
お米をお湯で研ぐことのデメリット!
お米をお湯で研ぐのはNG!と始めて聞く方もいらっしゃいますよね。急いでいる時などはお湯で研ぐという方も少なくありません。
そこでどうしてお湯で研ぐとNGなのかについて、お話していきます。
急いでいる時にお湯を使う理由は何でしょうか。お湯の方がお米が水分を吸収しやすいからだと思います。研いだ後に時間を置かなくても、お米が炊けるので急いでいる時の対処方法として有効です。
しかしこれがお米がおいしくなくなる原因にもなってしまうのです。お米をお湯で研ぐと水分を吸収するので、研いでいるうちからお米がふやけてしまい、お米が割れやすくなります。
そしてお米が割れて砕けてしまうと、炊いた時に割れた部分からお米の旨みが逃げてしまいます。
またお米を炊く時には、その温度差もポイントとなり、温度差があるほど旨みが出るといわれています。お湯で研いでしまうと温度差は少なくなるので、やはり炊きあがりの味に違いが出るということです。
お米をお湯で研ぐと旨味が逃げるしニオイも気になる
お米をお湯で研ぐとどうして旨みが逃げてしまうのかは、上記で説明をしましたね。
お湯でふやけてしまうのでお米が割れてしまい、そこから旨みが流れ出してしまうのです。
では、お湯でお米を研ぐと独特なにおいが気になるのはどうしてでしょうか?
それもやはりお米の吸収性が関係しています。
お米を美味しく炊くためには、最初にお米に触れた水を素早く捨てること、という話を聞いた事がありませんか?
それはお米についた糠成分が、お米に浸透しないうちに捨てましょう、ということです。
これをしないとお米が糠が含まれた水を吸ってしまうので、炊き上がりの臭いが気になったりするんですよね。
これをお湯で研ぐとどうでしょう。さらにお米はふやけてしまうので糠の水を吸収しやすくなります。
なのでお湯で研いだお米は臭いが気になりやすくなります。
どうしてもお湯でお米を研ぐ場合の対処とは
冬の寒さが厳しい時期などはお湯を使いたくなってしまいます。そこでお米に使用できる最低ラインの温度をおぼえておきましょう。
その温度は30度です。それ以上だとお米が割れてしまったり、糠くさくなったり、またお湯を使うとお米の外側と内側の温度差が生じるので、お米に芯が残った炊き上がりになってしまうこともあります。
どうしてもお湯でお米を研ぐ時は、お湯の温度が30度を超えないように注意をしましょう。
また冬場は肌荒れが気になる季節!冷たい水が肌にこたえる、という方もいらっしゃると思いますが、実はお湯を使用するよりも水を使うほうが、肌へのダメージは少ないんです。
冬場は乾燥の季節でもありますから、お湯を使用すると水分がさらに蒸発しやすくなります。スキンケアをしないと、肌の水分が失われていって手荒れにつながる事があるんです。
でも、やっぱり冷たい水を冬に使うのは体が冷えてしまう気がします。そんな時は無理をせず水温を30度程度に上げるか、手袋を使用するなどの対処をしましょう。
薄手のゴム手袋でも一枚あるだけで、随分違いがありますよ!
お米を美味しく焚こう!研ぎ方の基本
では、さらに美味しくお米を食べるためには、どのようにしたらよいのか研ぎ方の基本をご紹介します。
まずはお湯を使わずに水を使ってください。理由は上記した通りですよ!
そして先ほどもお話に出てきたように、最初にお米を浸したお水はすぐに捨てること!ここもポイントです。
素早く行うことで、お米に糠成分が浸透することを防げます。これを1~2回行ったらお米を研いでいきましょう。
少し前までは手の甲でお米を押し付けるように研ぎましょう。と説明されていましたが、今は精米技術が進歩していますので、軽くお米をかき回すように研ぐだけでも十分です。
かえってお米が割れてしまわないように、強く力を入れすぎないように注意をしてください。
次はすすぎですが、しっかりと水が透明になるまで行ってくださいね。といっても完璧に透明になるのは時間が掛かるので、少し濁る程度は問題ありません!
お米を研ぐ時に水が冷たい!対処法を紹介
水が冷たくてつらい時期は、手袋をするのがオススメです。ゴム手袋というと、ごわごわとして家事がしにくいイメージがありますが、今は薄くて使いやすいものがありますので、自分に合うものを探してみてください。
また手ではなく、お米を簡単に研ぐことが出来るグッズも販売されています。お米の研ぎ方にこだわりがある方は不向きかもしれませんが、あまりこだわりがない方や冬の時期の手が冷たくてつらい時期だけ使用するのも良いですよ。
またこのようなグッズなら、子どもも簡単にお米を研ぐ事ができるので、喜んでお手伝いをしてくれますよ!
そして最後に冷たい水がつらい時に、最もオススメなのが無洗米!
研ぐのがつらいなら、研がなければいいのです。無洗米は何度か水を取り替えるだけでOK!そして味もよいのでオススメです。
- 生活のコツ