高校を留年してしまう条件について紹介します
2018.5.26

高校は義務教育ではないため中学違いと留年することがあります。
高校では進級や卒業するためには条件を満たさないと留年してしまいます。留年する条件はどのような事があるか知っていますか?
万が一高校で留年が決まってしまった場合の対処法について調べてまとめてみましたので参考にして下さい。
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この記事の目次
高校の留年の条件は?どのようなことが基準になるの?
大きく分けると2種類の基準がありますが、留年の細かい基準は学校ごとに違います。
- 出席数が基準を満たしていない
- 成績が基準を満たしていない
出席数が基準を満たしていないと留年になる
多くの人は「出席日数」が関係していると思っていますが、高校では科目毎に「出席時数」の基準があります。その科目ごとの時数を満たしていないと留年になる可能性があります。
例えば、学校に来ていてもある科目の授業はいつもさぼっている生徒などはリスクがあります。
多くの学校では1年分の授業の1/3~1/4以上欠席すると基準に満たなくなって留年になります。出席数が心配な人は各教科の担当の先生に確認すると教えてくれるでしょう。
高校の成績が基準を満たしていないと留年する
これは単純にテストの点数や提出物の点数、授業態度などを数値化してその数値が基準に満たないと留年になる可能性があります。
多くの高校では、テストで赤点を取るとヤバいと良く聞きますが、その赤点が基準となっています。なお、赤点が何点以下なのかは高校によって基準が違います。
高校留年のシステムとは?条件や基準について
留年には正式名称があるって知っていましたか?正式には「原級留置」という名前です。
留年を経験するのは大学生がほとんどで小中学生が実際に留年したと聞くことはほとんどありませんし、高校生でもごくわずかという印象がありますよね。
実際は、留年は高校や大学だけに限らず、義務教育の小学校や中学校でもあり得ます。とはいえ、小中学校の場合は私立の一部の学校以外では基準を満たしていなくても卒業させることが多いです。
しかし、ごくわずかという印象があっても高校は義務教育ではないため、基準を満たしていなければ留年になる可能性はあります。ただし、単位制の高校では留年という概念がありません。
留年が決定すると自主退学をする生徒も多いため、実際に進級できない生徒数は分かりませんが、最近の調査では高校で留年を経験する人は全体の0.5%、200人に1程度です。
高校を留年する場合の条件は?定期テスト以外も関係ある?
成績の評価は、テストの点数だけでは決まりません。授業態度や提出物なども加味されます。また、一般的にはテストで赤点を取っても補習や追試、課題などの救済措置を行っている学校が多いです。
救済措置を行っている学校は、救済措置後も補えずに赤点のままだったりすると単位を貰えない事になります。
なお、1教科や1科目でも単位を落とすと留年という学校もあれば、何教科までなら仮進級として後日追認を行う学校など、単位を落としたときの基準も様々です。
また、各学期で中間テストと期末テストを行いますが、どこかで赤点を取ったとしても学年末テストで赤点でない場合や授業態度や提出物が優秀だと加点されて単位を貰えるケースもあります。
学年末になっていきなり「あなたは留年です」と言われるのではなく、単位を落としたり留年の可能性がある生徒は呼び出され、事前に説明があるのが一般的です。その時に救済措置があれば説明されるので挽回できるように頑張りましょう。
高校を留年してしまったら?その後どのようにすればいいの?
高校を留年すると、そのまま残るという生徒は少ないです。そのまま残っても同級生は上級生になり、下級生と同級生となることになります。
同級生になった年下の中では馴染みづらいですし、上級生になった同級生からの視線も気になります。本人も高校に居づらくなって残っても辞めてしまう結果になる生徒もいます。
しかし、高校を留年した場合は、辞めるか残るかの2択だけではありません。定時制高校や通信制高校に通う選択肢もあります。
全日制の高校に転入する方法もありますが、病気やケガなどの理由がない限りは狭き門のようです。
なお、定時制や通信制高校ではその後の人生や周囲との価値観などにズレが生じてしまいやすいです。
同じ年の生徒と進級したい生徒の中には高校卒業認定試験を受けて同じ年の生徒と一緒のタイミングで大学に進学する生徒もいます。
高校の留年が決まったら転校するしかないの?
高校を留年してもそのまま残る場合のメリット
これまでの単位を活かせてその高校を卒業出来る可能性がある。
同じ授業をもう一度受けるので理解が深まる。
留年しても高校にそのまま残る場合のデメリット
これまでの友達が先輩になる。
クラスメイトが年下で馴染みにくい。
同じ授業をもう一度受けるので飽きる。
学費が留年分多くかかってしまう。
そのまま学校に残る場合のメリットとデメリットを見比べてみると、圧倒的にデメリットの方が多いです。自分が元の同級生や年下の同級生と上手くやっていく自信がないと人間関係で苦労するかもしれません。
そうなると、他の学校に移るという方法もあります。ただし、全日制の学校への転校は病気など正当な理由がない限り難しいのが現実です。転校先は定時制か通信制がほとんどです。
高校を留年し転校する場合のメリット
そのまま残るより学費が抑えられる可能性がある。
空いた時間に仕事やバイトが出来る。
課題やテストが全日制よりも易しい。
合計3年間で卒業できる可能性がある
留年して転校した場合のデメリット
これまでの友達や同級生とのずれが生じてしまう。
転校を履歴書に記載する必要があるので、高卒の場合は就職でネックになる可能性がある。
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