物損事故だと保険料が上がる?保険料の仕組みを知っておこう!
2018.5.1

物損事故で保険を利用すると保険料が結構上がるという話を最近耳にします。
実は等級制度が改正されて車両保険などを使うと、等級が3ランク下がってしまうんです。
この事によって保険料が以前よりも高くなってしまうという訳です。
保険料の仕組みや3ランク下がる事故とはどのような物があるのか、簡単に説明をしていきます。
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この記事の目次
物損事故は保険を使うと保険料が上がる?保険の仕組みとは
車を所有していると、任意の自動車保険へ加入しますよね?
たいてい「ノンフリート等級」での契約になるかと思います。
この、ノンフリートとは、所有している車両が9台以下の場合での契約となっています。
1等級から20等級となっており、始めて自動車保険へ加入する場合、6等級からのスタートとなります。
自動車保険の保険期間は1年間です。
1年間、無事故で自動車保険を使わなければ、次の年の保険契約の更新の時には1等級上がります。
20等級になると、保険料の割引率は約60%にもなります。
ですが、事故を起こして自動車保険を使うと、等級は1度に3等級も下がってしまうんですよ。
等級が下がると、保険料がアップします。
保険料のアップと、保険料の値上がり。
どちらがお得なのかをよく計算してから、保険を使うようにしてください。
保険料が上がる物損事故ってどんな事故?
事故を起こして、自動車保険を使うと、翌年の契約更新の時には3等級ダウンすることになります。
ですから、保険を使う前の保険料に戻るまでに最低3年かかるということになります。
もちろん、この3年の間に事故を起こし、自動車保険を使うと、さらに3等級下がります。
事故は起こさないに越したことはありません。
ですが、自分がいくら気を付けていても、相手にぶつけられては仕方がありません。
例えば、スーパーの駐車場で買い物を済ませて車に戻ると、ぶつけられていた。
しかも、当て逃げで相手はいません。
このように、自分がおこした事故ではなくても、自動車保険を使って車の修理をすると、3等級ダウンします。
自分に非がない。あるとすれば、そこに停めたから。
そんな事故でも、自動車保険を使い修理をしたら、3等級ダウンしてしまいます。
物損事故で保険料が上がるなら使わないという選択肢も
「事故」ですから、自分が思ってもいない事態を引き起こしてしまうかもしれません。
車を運転する以上、過失により、重大な事故を引き起こしてしまう可能性は常に想定しなければなりません。
自動車保険は大きな事故を想定して加入するべきですから、損害賠償の保障額をケチってはいけません。
自動車保険の保険料改定により、保険を使うと保険料が上がってしまう仕組みになってしまいました。
また、保険会社にもよりますが、保険を2回続けて使うと簡単な手続きでは更新ができなくなってしまうかもしれません。
もちろん、事故の内容や保険会社の判断によるところもあります。
事故を起こしたら、自己判断せずに自動車保険会社へ連絡しましょう。
それから、保険を使うのか使わないのかを決めていいのですから。
こんな事故は保険を利用しても保険料が上がりません
自動車保険を使うと、必ず保険料が上がるかと言えば、そうではない事案もあります。
一例ですが、自動車保険を使っても、保険料が上がらないいわゆる『ノーカウント』の事故をご紹介します。
車の運転中、後ろから来た車に追突されました。
ケガをしたけれど、ぶつけてきた相手が無保険だったため自分の保険を使った。
このような場合は、人身傷害補償保険が適用され、車両保険の支払いは受けていないのが条件となります。
車の運転中、やむを得ず急ブレーキを掛けました。
その時に、勢いでハンドルに顔をぶつけて唇を切ってしまいました。
自動車保険を使い、病院を受診しました。
この場合、搭乗者損害保険が適用されます。
ノーカウントまたは、1等級ダウンの事故例をご紹介しました。
もちろん保険料が上がっても保険を使った方がいい場合もあります
乗っている車の種類。自分の等級。
これらにより、自動車保険を使うと、翌年からどの位保険料が値上がりするのかはそれぞれです。
先日事故を起こしました。
100%自分の過失割合の事故で、私の自動車保険を使って相手の車を修理しました。
自分の車は車両保険未加入でしたので自費で修理を行いました。
私は、17等級でした。通信販売の自動車保険に加入。
事故を起こした後に保険会社へ連絡すると、自動車保険を利用すると、翌年から3等級ダウンして、保険料は翌年、一年間で1万5千円値上がりし、3年かけて合計で4万円UPするとのことでした。
ですが、相手に対しての車の修理代が28万円だったので、3等級ダウンして3年間で4万円保険料がアップしたとしても、自動車保険を使った方が得だと判断し、自動車保険を使いました。
その時に、保険会社の担当の方が「たまにお金を支払っても、その後になんだかんだと文句を言ってくる人がいるので、示談書の作成はしっかりと行った方がよい」とおっしゃっていました。
その時に、「単純にお金を払って修理しただけでは終わらないこともあるんだな。だからどんなに少額でも被害者と加害者が直接交渉したり、金銭のやり取りはしない方がいい」と思いました。
自動車事故は金額だけではなく、感情も入りますし、この事故をきっかけによくないことを考える人もいます。
専門家に入っていただいて、解決した方がいいと学んだ事故でした。
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