大学の成績表はいつ届く?遅いと言われる理由を解説!
2018.4.13

大学の成績がどうだったんだろう・・・。大学生なら気になるところでしょう。特に就活中なら特に気になってしまうのではないでしょうか?
しかし、待っても待っても成績表が届かない、いったいいつになるのか?そう気になる人もいるようです。
大学の成績表が届くのは遅い?その理由と最新の大学の成績の評価方法について説明します。
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この記事の目次
大学の成績表はいつ発表?実は意外と遅い!
大学生になると、成績が発表されるのが遅いと感じる人も多いです。
もちろん、大学によって成績発表までの期間は違います。しかし、高校までに比べると遅いと感じるでしょう。
高校が前期・後期の二期制の場合は、定期試験が終わってしばらくしてから発表になります。また、家に成績表が届くのは、多くの大学では後期だけだと思います。
私の通っていた大学では、後期の成績が届くのではなく、1年間のトータルの成績がまとめて送られて来ましたので、前期に成績表が届かないという場合には、後期の成績も出てからまとめて届くというシステムになっているのかもしれません。
また、大学の成績発表が遅い理由は、高校までに比べるとテストやレポートの採点に時間がかかってしまうことや、成績を出した後大学から承認を受ける必要があるからだと思います。
大学の成績表はいつ出るのか・・・ある大学の例
うちの大学はA+からEまでの評価で判定されます。A+からCまでが合格範囲内で単位習得です。DとEの評価になってしまうと不合格となって、単位を修得できません。
なお、E評価とは、試験などを受けていて評価するための基準を満たしていないことになりますので、実質の不合格はDと言うことになります。
成績の発表は、前期分は9月、後期分と年間の成績は3月に発表となります。成績発表の方法には二つあり、学部や研究科などによってその方法が異なりました。
確認方法は、インターネットで専用システムにアクセスして自分で確認する方法と紙の成績表を学部の窓口で受け取るという方法で、そのタイミングは掲示板などでお知らせされます。
そのため、掲示板のお知らせは見逃さないように注意が必要です。
また、後期の成績発表では進級や卒業の発表も兼ねています。成績の結果が気になる時は、学部によっては調査を受け付けています。
調査出来る学部だとどうしてその評価になったのか確認できる場合もあります。調査するための受付や詳細なども掲示板で確認してください。
私立大学の成績表はいつ確定となる?
私立大学の場合、2月中旬くらいまでに成績を事務室に提出し、事務職の人が成績をパソコンにデータ入力します。早い先生の場合は、2月上旬には出し終わっている先生もいて、中には試験翌日には成績を出す人もいます。
大学では成績処理の判定のための会議が行われますが、その会議は2月下旬~3月の第1週までに行われます。
2月末~3月上旬に教授会で成績が承認されます。その結果、4年生で卒業できる学生には卒業式の通知などを送付します。
特に4年生は卒業出来るかどうかが掛かっていますので、試験の成績が間違って評価されると卒業できなくなったりと不利益が被ります。
そのため、卒業を認められないとされた生徒は、成績の結果について2~3日間程度の問い合わせ期間が設けられています。問い合わせをする場合は、所定の書類を提出するなど決められた方法で問い合わせをします。
学生から問い合わせがあると再確認をして、教員によるミスと認められれば、3月上旬の教務関係会議や教授会で再評価を行うことになります。
大学の成績表にある「GPA」とは?
大学の成績を簡単な値で表したものを「GPA」と言います。大学の成績は0~100の点数で決まりますが、単純にテスト点数だけで表される訳ではありません。
基本的にはテストの点数・出席点・レポートのそれぞれで点数をつけてその合計で評価を決めます。ただし、テストの点数だけ、レポートと出席点だけなどで評価する先生もいます。
評価の表記方法も「優」などの漢字表記の大学や「S」などの英語表記の場合もあります。
例えば、90点以上は秀・S、80~89点は優・A、70~79点は良・B、55~69点は可・C、0~54点は不可・F
Aの科目が秀で2単位、Bの科目が良で2単位、Cの科目が可で4単位の場合、計算方法が「(秀の単位数×4)+(優の単位数×3)+(良の単位数×2)+(可の単位数×1)÷合計の単位数」となるため、GPAは2になります。不可・Fの評価は単位が貰えないため計算に入れません。
もちろん、大学によっては計算方法、評価の段階や表記が変わる場合もあります。
イギリスの大学の成績の評価方法は日本と違う?
日本では出身校が重要視されますが、イギリスでは出身校よりもどんな試験を受けてどんな成績を取ったのかが問われます。イギリスでは個人の能力を伸ばすことが目標となっているので試験に比重が置かれています。そして、大学での単位や成績を履歴書に記載することになっています。
イギリスでの大学では、出席率や発言など授業における評価が成績に反映されることはありません。そのため、課題や試験でいい点を取れれば授業に出なくても成績を付けてもらえるということになります。
日本では成績の付け方は大学にとって違いがありますが、イギリスではどの大学も共通です。エッセイや試験で100点を貰える確率はゼロと言っていい位の確率で、70%以上取れれば日本の「秀」や「S」に分類されます。
ただし、期末試験の比重が重いため、これに失敗するとそれまで優秀な成績を収めていても年間の総合成績は悪いという結果になってしまいます。
イギリスで就職する場合は、出身大学よりも、成績でどの評価を得たかどうかがポイントになるそうです。
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