石巻貝の卵を放置したら孵化するの?石巻貝の生態について
2018.4.9

水槽の掃除屋さんとして活躍する「石巻貝」。春から夏にかけて卵を産みますが、その卵を放置してしまうとどうなるのか気になりますよね。
卵を放置したら孵化する?卵を放置しても淡水なら繁殖しない?水槽に付着した卵をきれいに掃除するには?
石巻貝の生態も合わせてご覧ください!
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この記事の目次
石巻貝の卵を放置したら孵化するものなの?
結論から言うと孵化します。
卵は有精卵であれば淡水の水槽の中でも孵化はします。しかし石巻貝は汽水域(海水で)育つので、淡水では成長する事はないのです。
卵が孵化したときはとても小さなトコロフォラ幼生です。次にベリンジャー幼生になりこの時殻が付きます。そして川の流れに乗り汽水域で見慣れた形になるのです。
その為卵が孵化したとしても、淡水では生きてはいけないんです。
ちなみにゴマ粒大の物が卵だと思っていませんか?実はあれは卵のうで卵を包んでいる袋のような物です。なのであの中に卵があり約100個も存在しているんですよ。
また石巻貝はメスだけの単体でも卵を産みます。この場合は無精卵となるので孵化はしません。
残念ですが孵化した場合も、水槽で一緒に飼育している魚やエビなどに食べられてしまう事が多いようです。
石巻貝の生態とは?卵を放置しても淡水なら繁殖しない?
石巻貝は淡水や汽水で生息し、コケや藻などをエサとしています。夜行性で大きさは2.5センチ以下の物が多く、茨城県より南で見る事が出来ます。
そして卵を産むのは春から夏にかけてです。
淡水で孵化をし、その後は川の流れにそって汽水域に移動をして生きています。
なので淡水の水槽で孵化をする事は可能でも、その後成長をして繁殖をするという事はないのです。
また無精卵の場合は孵化しないので、水槽の壁に卵が付いたままになります。
こうなると見た目が悪くなってしまうので、掃除をして卵を取るしかありません。割りばしなど力が入るものを使って剥がし取るようにしましょう。
卵ですが結構硬いです!
また生態からもわかるように淡水だけで生活をした場合は寿命は短く、半年から1年程度です。
繁殖もしない為、当たり前ですが増える事はありません。
増やしたいという方は他の貝を選んで水槽に入れた方が良いでしょう。
石巻貝の卵を放置してしまうと水槽の周りにくっついて掃除が大変!?
石巻貝が卵を産むことは珍しくないようです。
しかし成長をして、また石巻貝になる事がないというのは説明をしましたよね。
卵が有精卵で孵化をした場合は一緒に飼育をしている熱帯魚などのエサとなりますが、無精卵で孵化をしない場合は、水槽の壁に付いたままになってしまいます。
また自然と落ちてなくなる事もないんです。
なので水槽を掃除するしかありません。掃除をする場合は壁に付いた卵は簡単にとる事が出来ないので、割りばしなど硬いものを利用して擦り取るようにします。
無精卵の場合はいくら孵化するのを待っていても、そのままの状態で変わらずにだんだんと卵が白くなっていきます。
このようになったら、残念ですが諦めて掃除をしてキレイにするしかありません。
水槽についた石巻貝の卵をきれいに掃除するには?
最初にも触れたように石巻貝の卵は孵化するとベリンジャー幼生になり、汽水域で生活をします。汽水域で殻が付き石巻貝の見慣れた形になるワケです。
もしお家の水槽で石巻貝が卵を産んでも孵化をしたとしても、大きく成長は出来ません。
また無精卵の場合は孵化もしないので、卵が水槽の壁に付いたままになってしまいます。
家の中で観賞用に水槽を置いている方は、卵が沢山水槽の壁に付いたままになっているのは眺めが良くありませんよね・・・。
そんな場合は掃除をしてキレイにしましょう。
石巻貝自体も水質によって弱ってしまう事があります。殻にこもったままだったり、砂の中に潜ったまま出てこなくなってしまう時は元気がない証拠です。
そんな時は水質を見直してみましょう。
また酸性に弱い石巻貝ですので、水槽の水が酸性に傾きすぎてしまうと殻が溶けてしまいます。
こうなると石巻貝は生きていけなくなってしまうので、水質を調整する必要があります。
牡蠣殻を使って水質を変える事が出来るので、試して見てはいかがでしょうか。
石巻貝は卵を放置しても繁殖しないし水槽もキレイにしてくれる万能貝!
巻貝は水槽に入れておくと繁殖するものがあります。しかし石巻貝は説明したように繁殖は出来ません。
石巻貝の幼生は汽水域で大きくなり繁殖をするため、淡水では繁殖と言うよりも生きていけないのです。
しかしコケをエサにしているので水槽をキレイにしてくれるんですよね。
その為石巻貝を水槽に入れている方は、結構いらっしゃるのではないでしょうか。
また卵が有精卵であれば孵化はしますので、一緒に飼育している熱帯魚などのエサになります。
無精卵の場合は残念ですが水槽の壁面に付いたまま取れず、掃除をしなければいけなくなるでしょう。
しかし繁殖をしないという事は考え方次第ではメリットにもなります。他の貝は繁殖をするため放っておくと繁殖をし過ぎて、水槽の景観を悪くする場合があるからです。
卵も産み過ぎると水槽の壁面に多数付き、景観を損ねてしまいますが・・・。
なので水槽の掃除をしてくれるからと、たくさん石巻貝を飼育しすぎると厄介な事になってしまうんですよね。
石巻貝を飼育する時は卵を産んだ後の掃除も考えて、その数を決めてみてはいかがでしょうか。
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