アトピーには塩風呂がおすすめ!塩風呂効果と入浴方法
2017.9.9

アトピーやアレルギーにお悩みの方は入浴剤を選ぶのも一苦労ですよね。
あまりケミカルなものは使いたくないけど、肌の保湿はしたい…。
アトピーには、塩を入れた塩風呂で症状が改善する方もいます。
塩風呂の効果や塩風呂に最適な塩の種類などをご紹介します。
スポンサーリンク
こんな記事もよく読まれています
-
-
生理がこないのに検査薬は陰性!2週間生理がこないのは病気かも
生理がこないから妊娠検査薬で検査したけど結果は陰性!これってどうして? 2週間も生理が遅れてい...
-
-
婦人科の内診ってどんなもの?未経験者に伝えたい内診の必要性!
婦人科の内診をしたことがない!未経験だという方に向けた情報をご紹介していきます! 婦人科の内診...
-
-
ジョギングを30分する効果!脂肪燃焼やダイエットの効果がある
元気で健康的な体を維持したい・蓄積された脂肪をどうにかしたいと思ったら、ジョギングを取り入れてみまし...
スポンサーリンク
この記事の目次
アトピー肌の方に塩風呂を試してもらった結果
アトピーでお悩みの方に、アトピーに効果があると言われる塩風呂を試していただきました。お子様は、もともとアレルギー体質で、特に大気汚染のPM2.5などにも強い反応を示していました。
塩風呂を始めて、3日目辺りから効果が出始めたそうです。アトピー特有のカサカサした膝の内側の肌がいつもよりもしっとりしていることに気付いたそうです。その後も塩風呂を続け、2週間程経つと、ジュクジュクしていた部分も治まってきて、古い皮膚が剥がれ落ち、新しい皮膚が出来てきたそうです。
思っていた以上に効果が出て、お母様も驚いたそうです。塩は薬とは違いますので、そんなに早く効果が出るとは思わないですよね。
しかも、この塩風呂を始めたのは、空気が乾燥する11月くらいに行ったそうです。アトピーの子には辛い乾燥の季節ですが、塩風呂の効果で去年よりは明らかにアトピー症状の改善があったそうです。
効果のある塩風呂ですが、お風呂上りには乾燥対策が必須です。入浴後は、角質細胞の間が開き、お肌の水分がどんどんと蒸発していきます。
お風呂から上がったら、すぐに保湿をすることをおすすめします。同じ保湿剤を使っても、入浴後の肌に水分が残っている状態の方が保湿剤の浸透率が違ってきます。
アトピーに効果的な塩風呂、ミネラル豊富な天然塩を使う
塩風呂に入れる塩はミネラル豊富な『天然塩』を使いましょう。一般的に売られている「食塩」は成分は塩化ナトリウムでミネラル成分は全く含まれていません。食塩を入れても効果はないので、塩風呂に使用する塩は国産の100%天然塩を選ぶことが大切です。
天然塩と言っても、価格にこだわる必要はありません。スーパーでも国産天然塩100%の塩は幾つか販売されています。そのような塩で大丈夫です。何種類か試してみて一番肌に合うものを探しても良いですね。肌に合い、続けて使う場合には、ネットでまとめて購入するとスーパーで買うよりも割安になるでしょう。
アトピーにはミネラルが効果的です。天然塩に含まれる成分は、ナトリウム・マグネシウム・カリウム・カルシウムです。これ以外にも、わずかな成分が含まれますが、これらをまとめて『天然ミネラル』と言います。
アトピーの肌は、炎症を起こす際に体内のミネラルが流れ出てしまい、体内の中では常にミネラル不足の状態になっているといいます。ですので、食べ物からミネラル成分を摂取するとともに、体の外側からもミネラルを補給することが大切です。
塩風呂には、天然のミネラルが豊富に含まれ、肌に吸収されていきます。新陳代謝も活発になり、ダメージを受けた肌も正常な状態に近づけてくれます。
アトピー肌にも効果的~塩風呂の効果や効能
塩をお風呂に入れると、どのような効果があるのでしょうか?
- 発汗効果
- 保湿効果
- 血行促進効果
- 肌の新陳代謝を活発にする
- 殺菌効果
- デトックス効果
アトピーの肌に「塩」というと滲みて痛いのではないかと心配に思う方もいると思いますが、肌のダメージの強い方には、滲みるという方もいるようです。
しかし、アトピーに効果があったという声が多いのは確かなので、お肌の状態を見ながら試してみると良いでしょう。あまりに滲みる場合は使用を中止したり、肌のコンディションを見ながら使用して下さい。
塩風呂はアトピーの改善効果以外にも多くの効能があります。塩を使った入浴剤『バスソルト』も販売されていますよね。
塩の効果の殺菌効果ですが、もちろん殺菌できる菌と出来ない菌があります。アトピーに多いとされる黄色ブドウ球菌は、塩では殺菌できません。紫外線には効果があるとされるので、海水浴ならその両方の効果が得られますよね。
少量の天然塩水でマッサージする方法
浴槽のお湯に天然塩を直接入れる方法もありますが、洗面器に塩を入れて全身にぬるという方法もあります。
浴槽内には、塩素除去の目的で、一掴み程の塩を入れます。アトピー肌には塩素も刺激があるので、シャワーヘッドなども塩素除去の効果のあるものに交換しましょう。
湯船の塩素除去には、アスコルビン酸でもいいでしょう。アスコルビン酸は「ビタミンC」という名称でドラッグストアでも販売されていますので、そちらでも構いません。
- 浴槽につかり、ぬるめの温度で少し汗が出るくらいにじっくりと温まります。
- 浴槽から出たら洗面器にお湯を少し入れ、そこに天然塩を溶かします。
- 濃度は海水くらいが目安です。
- 塩水を全身にぬり、手のひらでやさしくなでるように伸ばします。
全身に、頭のてっぺんから爪の先まで洗います。塩水が滲みて痛いようでしたら、塩の濃度を薄くして試してみて下さい。
塩風呂の塩分濃度は肌のコンディションを見ながら調整
アトピーの改善療法の一つに『海水療法』というのがあります。ステロイド系の外用薬を使い続けている人など、ステロイドの副作用である、雑菌による感染症を引き起こしやすくなります。
海水療法は、そのような肌にも効果があると言われますが、滲みてしまう場合や、海水そのものが汚染されている危険性もあります。
その点、塩風呂は『安全な海水』と考えてもよいでしょう。実際の海水浴よりもお湯で入った方が、発汗によるデトックスもできて肌の老廃物を外に出してくれます。塩分の濃度もお肌のコンディションを見ながら調整できるので安心ですね。
- 健康・美容のコツ