犬を飼いたい子供には犬の面倒について具体的に話そう
2017.9.21

家で犬や猫などのペットを飼うことは、子供の情操教育にプラスな面がたくさんあります。
でも「自分で面倒を見るから!」という子供のセリフは、結局お母さんが面倒を見ることになる前振りのような気が……。
子供がきちんと犬の面倒をみるようになるには、どんなことに注意したらいいのでしょうか。
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この記事の目次
子供が犬の面倒をみる場合、トイレの片づけが特に重要なワケ
子供から犬が欲しい、犬が飼いたいと言って来たら子供が成長できるチャンスになるかもしれませんよ。エサの準備や散歩など、基本的な世話はできるだけ子供が責任をもって行うようにしましょう。
そうすれば、日常生活でも責任感が身につくでしょう。ただ、必要なときにはきちんと大人も関わって正しく犬をしつけることが重要です。犬は集団行動する生き物であり、グループの中での順位付けはとても重要になります。
犬が子供のことを「自分より下だ」と判断してしまうと、言うことをきかなかったり、最悪噛みついたりする可能性もあります。ポイントになるのはトイレの片づけです。
子犬は母犬にお尻を舐めてもらって排泄を促されたり、綺麗にしてもらったりします。トイレの世話をしてあげると、犬が「自分よりも偉い人なんだ」と認めてくれやすくなります。
犬の面倒をみるとは具体的にどんなことか子供と話し合おう
犬を飼いたいと言い出す子供は、親を説得するために必ず「面倒はきちんと見るから!」と言うでしょう。このとき、頭ごなしに「絶対無理だからダメ!」というのではなく、犬との生活を具体的にイメージさせてあげましょう。
- 犬のご飯は、どんなものを上げる?時間は?お水はどれぐらい飲むの?
- 犬はどんな遊びが好きなのか
- 犬との生活でしてはいけないこと
- 初めは子犬でも、数ヶ月であっというまに大きくなる
- 友達とまだ遊んでいたいとき、犬の世話があったら
- もし散歩につれて行かず、退屈になったときの犬の気持ち
- 犬も病気になるし、治療にはお金もかかる
- 自分よりも早く天国に行ってしまう
各家庭によって、ルールはもっといろいろあるでしょう。
犬の面倒をみるということは、ただ「大変なんだから」ですませずに、どんなことがどう大変なのか一つ一つ確認してみましょう。
子供も「面倒をみる」といいながら、一つ一つ並べてみると気が付いていないことも多いはずです。これらを納得した上で飼うのであれば、子供にとってとても貴重な経験を積む機会になることでしょう。
子供も面倒が見やすいオススメの犬種とは?
◆ビーグル
好奇心旺盛で遊ぶことが大好き。素直でおとなしく、頭が良いビーグルは子供の遊び相手として最高の犬種の一つ。もともと狩猟犬で群れの結束を大切にするので、家族みんなの絆を深めてくれるかも。
◆ビション・フリーゼ
友好的な性格で、家族の年齢問わず円満な関係を作れそう。教えたことをの覚えもよく、人に喜ばれるとさらにたくさんのことを覚えて家族を楽しませてくれそうです。
◆コリー
映画やドラマで昭和の一時期、絶大な人気を誇りました。
とても頭が良く、優しい犬です。元気のありあまる子供にも優しく接してくれる忍耐力があるので、親も安心できます。本来は牧羊犬として飼われていたので、子供を見守るにはうってつけの犬でしょう。
◆ラブラドール・レトリーバー
優しく忍耐強いラブラドール・レトリーバー。攻撃性もないことから、盲導犬や介助犬として広く認知されている犬種です。安心して子供と暮らせる犬と言えるでしょう。
子供と暮らすには意外と注意が必要?小型犬の性格とは
可愛らしさには定評のある小型犬ですが、赤ちゃんや子供と一緒に暮らすには注意すべき一面を持ち合わせた犬種もいるようです。
◆チワワ
子供が遊んでいるつもりで叩いてしまったりすれば、反撃して来る可能性がある。
◆ミニチュアダックス
飼い主だ大好きなあまり、子供をかわいがったりすると、その子供に対して嫉妬することも。
小さい子供がいる家でも飼いやすい小型犬としては、「パピヨン」や「トイプードル」「パグ」などがおススメです。優しく穏やかな性格などで、赤ちゃんや小さい子供と上手に付き合ってくれるはず。
最近はマンションでもペットOKの物件が増えていますが、大型犬は広さの上でも難しいことが多いでしょう。候補となる犬種を考えておいて、ペットショップなどで詳しい店員に相談してみるのもいいかもしれません。
犬の面倒は結局お母さんがやるハメに…?
多くの家庭で、犬を飼い始めたきっかけは「子供が飼いたいと言ってきかなかった」ということがありますよね。どんなに諭して「絶対に世話は自分でやる!」と言っても、結局一番面倒をみているのはお母さん……というパターンが大半です。
もちろん、きちんと約束を守る子供もいますが、家事とあいまってお母さんが世話をする比率は絶対的にあるものです。ましてや飽きっぽい子だと、あっという間に全てがお母さんの担当になってしまうことも珍しくありませんよね。
この点を考えると、たとえ子供が犬を飼いたいとゴネたところで、飼うかどうかの決定権は、お母さんが握るべきでしょう。
犬にしても、日常的に生活環境を整えているのがお母さんだということは理解しますから、お母さんに懐いてしまうパターンも。子供にしてみれば、自分に懐かないということを理由に面倒をみたがらない…という悪循環にもなりやすいものです。