父親と娘でお風呂に入るのは何歳まで?実は気を遣っているパパ
2017.9.21

父親と幼い娘が一緒にお風呂に入っているようすは円満なファミリーの一場面。微笑ましい…と思うのは日本だけ?
海外では性的虐待と受け取られかねないってご存知でしたか?
何歳までなら父と娘が一緒にお風呂に入るのが許されるの?いろんな意見を集めました。
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この記事の目次
父親と幼い娘が一緒にお風呂。海外では犯罪者扱いに?
日本では当たり前の文化が他の国では「とんでもないこと」だったりすることがあります。実は父親と娘が一緒にお風呂に入ることもこの一つ。
有名な日本のアニメ映画で、親子の仲睦まじい姿を演出するための入浴シーンも外国人には驚かれる場面です。海外では入浴といってもシャワーが主流。浴槽に張ったお湯に浸かること自体があまり一般的ではありません。
アメリカでは、子供の入浴は同性の親が服を着たままで手伝うことが多いとのこと。もし、幼い娘が「いつもお風呂はお父さんと一緒」などと話したら性的虐待として疑われたり、逮捕の可能性まであるのです。
日本人には何の違和感のない家族のコミュニケーションが、犯罪扱いされてしまうなんて驚きです。もし、家族で海外への転勤が決まった場合は、それぞれの国の文化にも配慮しましょうね。
みんなは父と娘で一緒の風呂はいつまでOKだと思っているの?
幼少時は女の子が父親と一緒に入浴するのは日本では当たり前。とはいえ、みんなはいくつくらいまで一緒にお風呂に入っているの?
「父と娘が一緒に入浴」が許される年齢を尋ねたところ、男性と女性では微妙に感覚が違うのがわかります。
◆女性の意見
- 10歳以下まで……23%
- 12歳以上……19%
- 13歳以上……18%
中学生くらいになっても父親と一緒の入浴がOKだと考える女性が意外と多いんですね。
◆男性の意見
- 10歳以下まで……9%
- 12歳以上……18%
- 13歳以上……11%
13歳以上という意見は女性よりもぐっと下がります。
やはり、中学生くらいの思春期と呼ばれる時期に差し掛かると、体の成長もあって「もう一緒にお風呂は無理」と思う人が多いょうですね。
- 見た目にも体が成長してくるので、お互い配慮は必要
- 女の子の方から嫌がる年齢はもっと早い
- 胸のふくらみが出てきたら一緒の入浴は無理
- 体が大きくなると風呂場が狭くなるから
など、父と娘でお風呂に入れなくなるタイミングには、年齢以外の理由も多くあがりました。
一緒のお風呂は娘から完全拒否される前に父から距離を置く?
一般的には娘が小学校の低学年くらいのうちは、一緒にお風呂に入りたいと思う父親が多数派のようです。
「小学校の高学年にもなると娘の方から拒否されるだろうし、その前に回数を減らしてフェードアウトする」
「低学年のうちなら体型的にも子供なので、なんの抵抗もなく一緒に入れるはず」
「一人で入浴できるようになるということは、それだけ成長したと受け止める。実は、自分も一人で入る方が気楽」
そんな意見が聞かれます。なんとなく、娘から直接「パパとは一緒に入りたくない!」と断固拒否されるまえに、自分から距離を置こうとする空気が見えますね。父親だからこそ娘に気を遣う部分もあるのでしょう。
体つきに女性らしさが出てくると、父親としても気恥ずかしさを感じるもの。娘から、もう一緒に入らないと言われたら、寂しいながらも「潮時」と受け取ることが多いようですね。
父と娘、母と息子…一緒に風呂に入り続けた結果…
思春期を過ぎても親と一緒に入る子供は、その後の社会性に違いが出るという分析があります。
●女の子の場合
思春期以後も父親とお風呂に入る娘は、心理的に距離があるはずの父親とのスキンシップが「他人との協調」と結びつき、社会性が高くなる可能性が高くなる
●男の子の場合
思春期を過ぎても母親と一緒に入浴する息子は、母親を「異性」として見られない傾向があり、女性に対して男性の本能があまり働かない可能性ある。いわゆる異性に消極的な「草食系男子」になる可能性がある
もちろん、一部の意見ではありますが、子供の成長過程における親との関わり合いの影響について考えさせられる話ではありますね。
中には反抗期になって口喧嘩なども増えつつも、お風呂には高校生まで父親と一緒に入っていたという女性もいる。進路の相談や将来の話など、入浴中のコミュニケーションがその後の人生に役に立ったと実感しているそうですよ。
父と娘の関係を良好に保つ秘訣はお風呂にあり?
◆叱った後のフォローはお風呂で
厳しく叱るのは父親の役目という家の場合、一緒にお風呂に入ることで「こわいパパ」のイメージをリセットする効果があるようです。
親として時に厳しく接する必要性があるものの、厳しくしたことで「娘に嫌われているかも」と心配を抱くパパも少なくないみたいです。
小学生に対する調査では「叱られてもパパのことは嫌いではない」と答えた子供が、パパとお風呂に入るグループで51%なのに対し、一緒に入らない子供たちのグループは35%でした。
◆好きな子はいる?内緒話もお風呂ならできる
小学校の高学年ともなれば異性を意識し始めるもの。好きな子の話は気軽に話さなくなってくることでしょう。
これも一緒に入浴するグループでは、30%近くが「パパと好きな子の話をする」と答えており、一緒に入浴しないグループの15%を大きく引き離しています。
もちろん普段からコミュニケーションを取ることが大切ですが、その場として日本ではお風呂が重要な役割を果たしているようです。
- 生活のコツ