トイレが近いのはなぜ?お酒の席で頻繁にトイレに立つ理由
2017.9.11

お酒を飲むと、なんだかトイレが近いなぁ……と感じたことありますよね。
とくにビールを飲んだ時に顕著に現れるのでは?それはビールの成分に原因がありました。
人はアルコールを飲むと、どうやって分解・排出しているのか。悪酔いしないために必要なのは水? 無茶飲みしないヒントです。
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この記事の目次
お酒を飲むとトイレが近い気がする?ビールは特に顕著に表れる!
お酒を飲むとトイレが近くなるなぁ……そう感じる人は多いはずです。「酒」と言っても、その種類は様々。
特に頻尿になるように感じるのは、ビールの場合です。
ビールは利尿作用があると同時に体を冷やしてしまう作用もあるため、特にトイレが近くなると感じるのです。
逆にお酒の中でも、日本酒やワインは体を温めてくれる効果があります。冷え性や頻尿が気になる人は、ビールよりも日本酒やワインを飲むようにしてみては?
もちろん、好みや体質に合うかどうかは考慮して、ですが。
それに、日本酒などが体を温めるからといっても飲み過ぎはNG。アルコールの過剰摂取はいろいろな病気の原因にもなるからです。
胃や肝臓の他にも、男性の前立腺炎はアルコールの摂り過ぎが原因の一つだと言われています。
どのお酒を楽しむにしても「ほどほど」を心がけましょう。
ビールが他の酒よりもトイレが近いと実感。原因を詳しく!
ビールはそもそも水分の割合が多いのです。加えて、他のお酒よりも量を飲んでしまいがち。
日本酒やウイスキーをジョッキでガブガブ飲む人はいませんよね?
絶対的に水分を多く摂るので、必然的に尿意を感じることが多くなります。
そして、ビールの原料「ホップ」。大麦を発酵させたあと、ホップを加えてさらに発酵を促します。ビール特有の独特の苦みを生み出すのもホップです。
ホップに含まれるフムロン、ルプロンという化合物には強い利尿作用があります。
また、ビールに含まれるカリウムは新陳代謝を活発にする働きがあるため、利用作用も促します。つまり、ビールを飲むとトイレが近くなる理由は次の3つと言えるでしょう。
◆ビール自体に水分量が多く、また大量に飲むことで絶対的な水分摂取が多い
◆ビールの原料の一つであるホップには強い利尿作用がある
◆ビールに含まれるカリウムが新陳代謝を良くし、利尿作用を促す
ビール以外にもトイレが近いと感じるお酒って?
ビールはトイレが近くなるから控えて、他のお酒にしようと考えることもあるでしょう。
でも、飲み放題でおなじみのチューハイもメニューによっては注意した方が良さそうですよ。
利尿作用があるものとしておなじみなのがカフェインです。チューハイでも、コークハイやお茶割はカフェインが含まれています。
アルコールとカフェインで利尿作用が高まり、体の水分を減少させてしまうのです。
しかし、これらの利尿作用も影響は個人差が大きく、頻繁にトイレに立つ人がいる一方で普段より少し回数が多い程度で済む人もいます。
あまりにトイレの回数が多い場合は、すでに脱水症状が出始めている可能性もあるので要注意です。
若い女性は、会社の飲み会などでたびたびトイレに立つのが恥ずかしく、水分を摂ることを控えていることがありますよね。でもそれは悪酔いに繋がるかも。
二日酔いなど、お酒の影響を後に引きずらないためにも水分を摂ることは重要です。
お酒のよこにグラス一杯水を用意しておいて、ときどき口にしたりスープなどの汁物で料理から水分を摂取してもいいでしょう。
飲酒時にトイレが近いからと水を飲まないは二日酔の原因に?
アルコールはそれ自体に利尿作用があります。その上、アルコールを体内で分解して排出するためには、多くの水分が必要になります。
トイレが近いからといって、水分を摂らないようにしてしまうのは禁物です。
水分を充分に摂らないと、アルコールやアセトアルデヒドの分解や排出がスムースに行われなくなります。アセトアルデヒドが体内に残ると、気持ちが悪い、二日酔いなどの原因になってしまうのです。
アルコール50グラムを分解するには、600ミリリットルの水分が必要です。ビールはもともとの水分量が多いため、比較的このバランスに近くなります。
しかし、日本酒やウイスキーなどのアルコールの含有割合が高いものは、意識して水分を補給しましょう。
排尿では、水分以外にもカリウムやナトリウムといったミネラル分も一緒に排出されています。
飲酒のあとには水だけでなく、スポーツドリンクで失ったミネラルを補給しましょう。
お酒を飲んでもトイレが近くならない人はどうなってるの?
お酒を飲むと必ずトイレが近くなって嫌、という人がいる一方で、普段とトイレに立つ頻度がそう変わらないと感じる人もいます。
もしかして、肝臓など内臓が悪いのでは?と疑問と同時に心配になってしまうかも。ですが、トイレの頻度と肝臓機能はあまり関係が無いようです。
尿は膀胱に溜められ、溜めておくか排尿するかを尿道括約筋で調節しています。この筋肉が発達しているひとは、尿が溜まっても排尿しようという段階に至るまでが長いのですね。
単純に普段からトイレの回数が少ない人だということも考えられます。
そんな人も、体内ではアルコールを分解して尿は着々と作られているはずですから、涼しい顔をしていても膀胱はパンパンかもしれません。
このタイプでは、なかなかトイレに立たないものの、一度排尿すると次にすぐ行きたくなるという経験も多いようです。
- 健康・美容のコツ