お礼を言う際や返事をする際の正しい敬語をご紹介します
2017.11.22

お礼を言う際や、お礼の返事に対してどのような敬語を使うべきなのか悩みますよね。
もしかしたら、今まで間違った敬語を使っていた可能性もあるかも・・・!?
お礼を言う際や返事をする際の正しい敬語についてご紹介いたします。
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この記事の目次
お礼を言う時など、間違った敬語の使い方をしていませんか?
お礼を言う時や敬語を使う際、あなたは正しい日本語を使っていますか?ごく当たり前に敬語だと思って使っていた言葉も、もしかすると間違っているかもしれませんよ・・・!?
敬語の使い方!「~させていただく」を正しく使っていますか?
「~させていただく」という敬語を使う方も多いでしょう。しかしこれ、実際は他の言葉に置き換える事が出来ます。
そして使い勝手が良いため、つい何度も使ってしまうことがあるでしょう。そうすると会話のパターンがいつも同じようになってしまいます。
本来は「相手に許しを請うことで、遠慮しながらも行う意を表す」という意味になります。その為、相手が存在しなければおかしな敬語になるということです。
例えば
- 明日はお休み「させていただきます」ではなく、明日はお休みを「いただきます」
- この案で実行「させていただきます」ではなく、この案で実行「いたします」
ということになるのです。
「よろしかったでしょうか?」は間違った敬語?
よく耳にする言葉ですよね。しかしこれは「バイト敬語」と呼んでいる類です。その場で承諾を得ようとしているのにも関わらず、「よろしかった」と過去形で聞くのはおかしな話です。その場合は「よろしいでしょうか?」が正解なのです。
間違った敬語を使ってしまわいように、上記の点にはお気を付けください。
お礼を言う時に使える敬語
人から何かをしてもらった時は、お礼を言うというのが人としてのマナーです。感謝の言葉にも色々なものがあります。
- ありがとうございます
- 誠にありがとうございます
- 感謝いたします
- おかげさまで
- このご恩は一生忘れません
- なんとお礼を申し上げたら良いか・・・。
- 言葉もございません
というのが一般的でしょうか。
他にも、アドバスを貰った際や手助けしてもらった時には
- 勉強になりました
- 参考になりました
- 助かりました
- お気遣いありがとうございます
- お手数をおかけいたしました
- お力添えをいただき、ありがとうございました
といったような言葉があります。
「役に立ちました」という言葉もありますが、こちらはあまりおすすめ出来ません。なんだか謙虚さに欠ける感じがするからです。
その為、こういった場合には「参考になりました」という言葉が相応しいかと思います。相手への敬意も感じられる為、好感度も上がるでしょう。
「ありがとう」とお礼を言う人への敬語での返事は「どういたしまして」?
上司や先輩などの目上の人から「ありがとう」とお礼を言われた場合は、どのように返事をするのが望ましいのでしょうか?「どういたしまして」はなんだか目上の人に対して言うのは変な感じがしますよね。偉そうな感じがして、相手に失礼なのでは無いかと思うことでしょう。そういった意味でも「ありがとう」の返答に困っている人も多いのでは?
ズバリ!「どういたしまして」と返すのは、目上の人に対しては不適切と言えるでしょう。何故ならこの「どういたしまして」という言葉は、「大したことはありません」という意味と同じだからです。
もっと違う言い方をすると「適当に対応しただけなので、気にしなくて大丈夫です」という意味でもあるのです。
その為、上司に「どういたしまして」という返事をするのはNGです。やはりどうしても、上から目線な感じがしてしまいますので、目上の人に対しては使わないようにしましょう。
「助かります」というお礼は、敬語では無かった!
目上の人に何かをしてもらった時に、「助かります」「助かりました」という言葉は使用するべきではないとされています。何故なら、その言葉の中に主従関係が見えてしまうからです。
どういうことかというと、例えば上司に対して「明日の会議の資料を作成しました。ご確認いただけると助かります。」と言ったとします。
これを文法的に見てみると・・・。
A(私)はB(上司)が~してくれると助かる。
つまり
B(上司)がA(私)のために~するとA(私)は助かる。
ということになるのです。
これでは、Aである私がBである上司を従えているような感じがしてしまします。その点をあまり気にしない上司であれば良いのですが、「助かる」という言葉は主従関係が浮き彫りになりやすい言葉です。その為、なるべくなら使わないことをおすすめします。
そして「助かる」は労いの言葉でもあるのです。労いの言葉というのは、上の人が下の人に対してかける言葉です。その為、目上の人に対して使用するのはやめておいた方が良いでしょう。
お礼を言うタイミングを逃してしまった場合の対応
お礼の言葉を伝えようと思っていても、その場ですぐに対応できなかったり、忙しさのあまりつい忘れてしまったり、日にちが経ってから思い出したりなんてことがあるでしょう。
タイミングを逃したからと言って、そのままにしていては後々自分が後悔する可能性が考えられます。せっかく良くしてくれた相手に対しても、申し訳ないという気持ちでいっぱいになるでしょう。
タイミングを逃してお礼が遅くなってしまった場合でもそのままにはせず、多少バツが悪いと思ってもきちんとお礼を伝えるようにしましょう。その際には以下のようなフレーズを使ってみてはいかがでしょうか。
- 本当はもっと早くお伝えしたかったのですが・・・。
- 本来はもっと早くにお礼を申し上げるべきだったのですが・・・。
- お礼が遅くなってしまい、申し訳ありません。
- お礼が遅くなってしまいましたが、お気持ちは十二分に届いております。
- 微妙なタイミングで失礼します。
- 社会生活のコツ