小麦粉の保存は密封ケースと冷蔵庫で!常温保存は危険です
2017.9.22

開封後の小麦粉はどうやって保存していますか? まさか輪ゴムで止めて常温保存?
実はきちんと密封して正しく保存しないと、ちょっとコワいことになりかねないんです。
小麦粉は密封ケースに入れて冷蔵庫保存が正解!しかも未開封でも油断できないらしいのです。小麦粉の正しい保存方法を考えてみましょう。
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この記事の目次
小麦粉の保存は密封ケースでダニから防御。温度と湿度にも注意
封を切った小麦粉をゆるっと輪ゴムで止めて常温の戸棚に入れっぱなしにしていませんか? チャック付きのビニール袋でも、常温保存ではダニの発生の危険があるのです!
ダニは温度20℃以下、湿度50%以下で活動が弱り、湿度が40%を下回ると死んでしまいます。湿度が50%以下であることが重要なんですね。
【小麦粉の保存方法】
◆密封容器+冷蔵庫
温度、湿度とも低い冷蔵庫は、安心して小麦粉を保管できる場所。密封容器に入れて冷蔵庫保存ならダニ対策は完璧。
◆密封容器×2
冷蔵庫が小さくて余分なものが入れられないという場合は、密封容器を二重にしてダニ対策しましょう。外側の容器内には乾燥材を入れて湿度を下げておけば、万が一ダニが侵入しても活発な活動はできません。
◆小分けにする&使い切る
大き目の袋で小麦粉を買った場合には、瓶や密封容器に分けて少しずつ使い切るといいでしょう。小分けや冷蔵庫で保管していても、開封したものは早めに使い切るようにしてください。
小麦粉はミックス粉が特に要注意。保存ケースも過信は禁物!
開封した小麦粉を常温保存するとダニが侵入し繁殖する危険が高くなります。
ダニは0.1~0.3ミリ程度で、しかも粉に紛れてしまうとほとんどの人は気が付きません。しかも密封容器でも、常温だと侵入する危険もあるのです。では、ダニが入っている小麦粉を知らずに食べてしまうとどうなるのでしょうか。
もともとダニなどにアレルギーがある人はもちろん、アレルギーがない人でも多くのダニを体内に入れてしまうと、アレルギー症状を引き起こす可能性があります。じんましんや皮膚のかゆみ、下痢や嘔吐、さらには意識の低下に陥ることも。
市販されている小麦粉には、ホットケーキミックスやお好み焼き粉など調味料などがブレンドされたタイプのものがあります。小麦粉だけのものよりも、これらのミックス粉の方がダニが繁殖しやすいのです。
家庭などで小麦粉のダニが原因でアレルギーを引き起こした場合、そのほとんどがミックス粉の使用によるものです。特に、ダニはカツオ節や干しエビといった「うまみ成分」が含まれるものを好む傾向があるようです。
小麦粉・片栗粉・パン粉。使用頻度と保存ケースの置き場所
キッチンで使う粉といえば小麦粉以外にも片栗粉やパン粉は常備していますよね。
小麦粉や片栗粉は比較的使用頻度が高く、パン粉はあまり頻繁に使いません。片栗粉も使用頻度は高くても、一度に使う量は限られています。各粉類の使用頻度や使用料を考えて、賢く小分けして使うといいでしょう。
◆小麦粉
使用頻度が高く、一度に使う量も多めになることがあります。大袋での購入なら、容器を二つに分けて使わない分は冷蔵庫の奥にストック用として置いておき、日常使い分は手前に置きます。
◆片栗粉
使う頻度は高めなものの、一度に大量に使うことは考えにくい片栗粉。そもそも大袋では買わないでしょうし、密封容器に入れたものから必要なときに取り出すといいでしょう。
◆パン粉
使う頻度は低いと思われますので、日用使いと保存で容器はわける必要はないでしょう。小麦粉は日常的に使うものなので、密封を気にするあまり使い勝手が悪くならないよう工夫するといいですね。
小麦粉に入り込むダニ。もしも食べてしまったら死骸でも危険
小麦粉に入り込むダニは、主に「ヒョウヒダニ」と「コナダニ」です。
◆ヒョウヒダニ
通常も私たちの生活圏に生息していて、アレルギーの原因となっています。
◆コナダニ
小麦粉に侵入すると、ほんの数日で大量に繁殖してしまいます。湿度60%以上、温度25℃以上の環境はコナダニの天国。冬でも火や電気を使って温かいキッチンは、油断するとダニに温床なのです。
これらのダニが入った小麦粉を食べてしまうと、アレルギー反応を起こしてしまう可能性があります。中でも急性アレルギーでアナフィラキシーショックの状態になると、命に関わる危険もあります。
調理に使用して加熱した場合に、「火を通したから安全」という人がいますが、それは間違いです。加熱してダニが死んでいたとしても、ダニの死骸を食べることで同じようにアレルギーを引き起こしてしまうのです。
小麦粉の賞味期限は保管状況も考慮して。未開封でも油断大敵
小麦粉を密封して冷蔵庫に…というのなら、いっそ冷凍庫に入れてしまっては?そう考えてしまうかもしれません。しかし、冷凍保存した場合、室温との温度差で湿気が付きやすくなってしまいますのでオススメできまないのです
密封容器と湿気取りを組み合わせて冷蔵庫保存が最適なのです。
◆小麦粉はいつまで食べられる?
「小麦粉が腐る」というのはイメージしにくいですよね。保存状態が良ければ、賞味期限を年単位で過ぎても食べられることは食べられるのですが、安全を考えれば賞味期限内で食べるようにしましょう。
また、賞味期限内であっても次のような場合は、諦めて捨ててください。
- カビ臭い、すっぱい臭いがする
- 味が酸味を帯びている
- 賞味期限から随分過ぎている
- 保存場所が高温多湿だったり、直射日光があたるなど劣悪だった
また、開封前であってもダニがビニールを食い破って侵入する可能性があります。開封前でも保存場所にも注意して、品質の劣化とダニの侵入を防止しましょう。
- 生活のコツ