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母犬の出産後に注意したい食事の栄養と与え方

2017.9.6

犬は昔から安産の象徴。とはいえ、出産後の母犬はとても体力を消耗しています。

数か月は授乳のために食事の量や内容も、普段より気をつけなければいけない点がいくつかあるのです。

出産後の母犬のケアを主に食事の面から考えてみましょう。

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母犬は出産後、自分の食事や排泄よりも子犬が優先になる

出産後の母犬は、自分の食事や排泄も忘れて子犬の面倒をみようとします。飼い主は、そんな母犬を優しくフォローしてあげてください。出産直後の数日は、子犬を気にしてその場を離れたがらないので、食事は母犬の近くに運んであげましょう。普段の食事よりも、タンパク質を多くするように意識してください。

排泄は、普段使っているトイレに連れて行けば大丈夫です。子犬たちがいる場所に戻って、異変がないと理解できれば自分でトイレに向かうようになるはずです。

母乳を与えている期間は、水分が多めに必要になります。とはいってもガブガブと水を飲むわけではありません。フードを水でふやかすなど、食事の中で普段より多めの水分を取れるように工夫が必要です。

出産後は子宮内の古い細胞などがオリモノとして排出されます。しばらく続きますので、お尻が汚れたままにならないよう、ガーゼをぬるいお湯で絞って小まめに拭き、清潔を心がけてください。

出産後、母犬の食事はタンパク質や水分など成分にも気を配ろう

◆出産後の母犬のフードは量や水分に注意

子犬に母乳を与えるようになると、母犬は通常の2倍から4倍ものカロリーを必要とします。子犬を育てている間は、母犬のフードはいつでも食べられるようにしてあげる大切です。

また水分補給にも気をつけなければなりません。気温の高い時期は自発的に水を飲んでくれますが、気温の低い時期は缶詰のフードなど水分が多めの食事を意識しましょう。

◆離乳とフードの切り替えなど

子犬が徐々にフードを食べるようになり、離乳しはじめると母犬の乳腺に腫れや痛みが起こることがあります。離乳する際に、次のような順序で行ってみてください。

1.日中は、母犬と子犬を別の場所に移し、子犬にだけフードを与えます。このとき母犬はフードを与えないでください。
2.夜になったら母犬と子犬を一緒に戻し、フードは一切与えません。
3.次の日、子犬には母乳を一切飲ませないようにしフードを与えて離乳します。母犬には少な目のフードを与え、数日かけて普段の量に戻していきます。

無事出産後も母犬の食事や体調管理はしっかり見守って

安産だと言われる犬とっても出産は母体に大きな負担をかけます。子犬を守ろうとする本能から、神経質になるなどメンタル的にも消耗が大きい時期です。飼い主にとっても子犬のようすは気になるところですが、あまりのぞき込んだりせずに静かに過ごさせてあげましょう。

◆母乳で失われる母犬の栄養

出産後から授乳期の母犬は、子犬の授乳のために普段より多くのカロリーや栄養、水分が必要になります。フードも栄養価や食べやすさを考慮して、いつもと違った食べやすいものや必要な栄養が含まれたものを選びましょう。離乳してから子犬が食べ始めるパピー用フード活用して親子が健康に育つ手助けをしてあげてください。

◆母犬の身体検査

無事出産しても、出産や子育ての影響でかかりやすい病気もあります。

  • 子宮脱…膣部分が外に飛び出してしまう状態で、排尿がない・股間をしきりに舐めることで気が付きます
  • 産褥テタニー…分娩後、子犬への供給でカルシウムが減少して起こる症状です。元気がない、呼吸が荒い、体の震え・けいれんなどがある場合は早めに獣医師の診断を受けましょう。

出産後に気をつけたい母犬の食事の注意点

出産が問題なく終わった場合、母犬の回復のために重要なのは、なんと言っても食事ですよね。母乳を作り出すということは、それだけ母犬の栄養が失われるということです。子犬が成長して大量に母乳が必要になる時期は、それだけ普段より多くの食事が必要になります。

しかし、出産の負担は内臓にも影響があるので、一度に大量のフードを与えると胃腸に負担をかけるなどの悪影響も。

出産後の母犬の食事の注意点をまとめてみましょう。

  • 出産直後は食べやすいものを少量ずつ、回数を増やして与える
  • 一日のフードの総量は普段より多め(子犬の頭数、成長による)
  • 充分な水を与える。カルシウムの補給のためにも、犬用のミルクを併用する
  • タンパク質が豊富なフードを選ぶ

人間が飲む牛乳は、お腹を壊す原因にもなりますので与えないでください。

犬の好みや、環境によっても違いはあります。いつも一緒に過ごす飼い主さんが、愛犬が快適に過ごせるようにしてあげたいですね。

子犬は生後10日で2倍の重さに成長する!

子犬は産まれるとすぐ「口唇反射」によって口に触れるものを吸おうとします。これにより、なにもわからない赤ちゃんでも母犬の母乳を飲むことができるのです。特に生後10日頃までは、お腹がはちきれそうなほど母乳を飲むのです。

授乳期間は生後3週間程度で、乳歯が生え始め、徐々に離乳していきます。母犬もこの期間は本能で母乳を与えようとします。しかし、母乳の出が悪いときや、うまく母乳を飲めない子犬がいた場合、人間が授乳の手伝いをしてあげる必要があります。

子犬は驚くべき早さで成長していきます。一般的には生後10日目で体重は2倍に、3倍程度と言われています。複数の子犬が生まれたときは、毎日体重を測って成長の度合いを記録していきましょう。成長が思わしくないときは、必要な栄養を摂れてない可能性があります。

兄弟そろって健康に育つため、毎日の体重チェックは基本です。

この記事の編集者

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