うつ病から仕事復帰するために支援してもらえる施設とは
2017.8.25

うつ病が原因で退職を余儀なくされた方も多いでしょう。体調も徐々によくなり、仕事へ復帰したくても襲ってくるのは不安です。
仕事復帰の支援をしてくれる施設は相談機関はあるのでしょうか?
無理は禁物です。体を休めることを第一に考え、支援してくれる施設を上手く利用しながら仕事を探しましょう。
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この記事の目次
うつ病になった人の仕事を支援する企業はあるの?
うつ病になってしまうと、仕事へ復帰したい気持ちはあってもなかなか前へは進めません。そういった場合は、うつ病の人の仕事を支援する企業がありますで利用しましょう。
うつ病に限らず、双極性障害や不安障害、パニック障害などの精神疾患を持つ人は、自分を変えたい、変わりたいと強く願っているものです。そういった方たちに対し、適切な復職・就職ができるよう、自分が変わるきっかけを掴んでもらうよう支援してくれるのです。
精神疾患によって凹んだものを回復するだけでなく、凹ませない耐性や、もし凹んだ時でも自分で元に戻せる力を身に付ける改善策など、精神疾患の回復だけでなく、改善ができるようなプログラムを提供してくれます。病気を治すだけでなく、心身の体質改善を行うことを重きにプログラムを設定しているのです。
また、専門家の指導の下、こころの成長を促す心理の勉強もされます。心理を勉強することで、自分自信を見つめ直すきっかけにもなりますし、自分自信のコントロール方法も見につきます。
職場復帰や再就職の目的だけでなく、これからの人生を楽しく楽に生きていくことができるよう、共に学び支え合ってくれるものなのです。
うつ病が原因で退職してしまった人を支える支援事業の仕事とは?
うつ病は簡単に治りません。改善するには時間が必要です。うつ病になってしまうことで仕事ができず、やむを得ず会社を辞めてしまった方も多いでしょう。会社を辞めてある程度うつ病も回復し、そろそろ復帰を・・・と考えた時、一番不安に感じるのが「ブランク」です。
うつ病で長いブランクがある自分に、ちゃんと仕事ができるのだろうか・・・そう感じるのは当然のことです。特に40代や50代で会社を辞めてしまった場合は、再就職するにも年齢の壁が出てきます。そもそもこの年齢で仕事先が新にみつかるのか不安になるのです。
そのような方におすすめなのが「就労継続支援事業」での仕事です。これは就労訓練を受けながら賃金を受け取れるという仕事で、通常の仕事につくことが困難な方に対して仕事を提供し、その仕事に必要な知識や能力向上を支援してくれるのです。
就労継続支援事業には2つのタイプがあります。2つの違いは、法律上雇用契約を結ぶか結ばないかだけです。
雇用契約を結ばない方の事業所は主に重症の人が適用され、野菜を生産して売るなど、仕事の能力向上というよりは、規則正し生活を送ることを目的としています。対して雇用契約を結ぶ方の事業所は、生活面が普通に送れることが前提となり、仕事に対する訓練が主体となっています。
うつ病後の仕事復帰を支援してくれるリワーク施設とは?
★行政系のリワーク施設
独立行政法人で、高齢や障害、求職者の雇用を支援する機関となっていますが、うつ病や不安障害などの精神疾患で休職してしまい、その後職場復帰を目指している方に向けたリワーク(職場復帰支援)も行っています。
リワークを受けるためには、精神障害者手帳が必ずしも必要ではありませんが、主治医からうつ病にかかっていると言われているが、再就職や職場復帰による活動を認められている方が対象となっているので注意しましょう。
★医療系のリワーク施設
今では多くの医療機関で、リワークプログラムを設けています。一番早くからリワークプログラムを院内に設け、リワーク支援を行ってきた病院もあります。医療系リワークは心の病で休職してしまった方を対象にしています。失業者は利用できません。職場復帰で一番重要な生活リズムの改善を目的に、様々なプログラムを提供します。ただ、対象者やプログラムに関しては、それぞれ医療機関によって異なるので確認しましょう。
うつ病の人が仕事を探すならまずはハローワークへ!
実はハローワークにも再就職の支援をしてくれる「専門援助部門」の窓口があります。うつ病などの精神疾患が原因で失業している方も、この窓口でサービスを受けることができます。
では具体的にどのようなサービスを受けられるのでしょうか。
病気の特性を理解した上で仕事探しをサポートしてくれ、気になる求人の細かな情報を提供してくれるなど様々なサポートを受けられます。また、うつ病になってしまった場合、再就職先に病気を隠すか隠さないか迷いますよね。病気をオープンにするかどうか、そんな悩みにも相談に応じてくれます。
ハローワークに相談することで就職後もあらゆる面でサポートしてもらえます。体調が良いと思っていても、就労後の急速な変化で調子を崩してしまう可能性もあります。それを防ぐためにも、勤務時間や職場環境へのフォローをしてくれるのです。
ハローワークは、生活支援センターなど様々な就労機関と連携しているので安心です。精神障碍者保険福祉手帳がある場合は、企業の障害者枠も紹介してもらえますよ。
うつ病の人が仕事に復帰するために一番大切なこと
病気になると、いつ職場復帰ができるのか不安に襲われるものです。ではうつ病の人が社会復帰するには、何が大切なのでしょうか。
一番危険なのが無理をすることです。
一見良くなったと思っても、職場復帰があまりにも早すぎると再発する危険性を高めてしまいます。そういった危険性も含んでいるということを十分理解した上で、どのくらいの回復で復帰できるのかを考える必要があるのです。
社会復帰への最低条件は、生活のリズムがしっかり整っていること。
どんな仕事でも言えることですが、生活のリズムをコントロールできないと、朝起きて身支度を整え、出勤するだけでも苦労します。うつ病になってしまうと朝起きれなくなってしまうものです。
朝が最も体調が悪く、夕方にかけて回復していくものなのです。そのため、うつ病の人はしばしば昼夜逆転の生活になってしまいます。昼夜逆転の生活をずっとしている方にとって、朝決まった時間に起きて、生活のリズムを整えるのは簡単なことではありません。
しかし、働きたいのであれば、朝起きるのが最低条件です。それを叶えるためにも無理をしないことが一番大切なのです。症状が良くない時は無理せずに横になり、体を休めるようにしましょう。
一気に生活リズムを整えるのではなく、徐々に体調が安定してくるリハビリ期になってから崩れた生活リズムを少しずつ整えていきましょう。
- 仕事のコツ